第４回 しま共通地域通貨発行委員会 事務局長 江口義信さん
サプライズを演出するより
言葉にして、素直に気持ちを届けます
妻や亡くなった母からもらったもの、孫がくれたものなどいろいろギフトをもらう機会がありますが
“心に残っているギフト”を絞り込むのは難しいですね。贈ってくれた方の気持ちが直接伝わってくるとうれしいですし、記憶に残ります。ですから、自分自身が贈る時にも言葉を添えて気持ちを伝えることを心掛けています。
最近、心に残っているものといえばインナーです。たまたま休日に新聞の折り込みチラシを見ていたら暖かそうなインナーがあって、「これいいなぁ」と言ったんです。すると、その日の夕方僕の部屋に包みが置いてあって開けてみるとそのインナーが入っていました。何となしに言った言葉を妻は心にとめて、贈ってくれたということがありました。インナーという日用品ですが、妻の気持ちが伝わってきて嬉しかったですね。
ギフトを贈る時は、相手に喜んでもらえるものは何かと一生懸命考えながらいろいろと探すのが楽しいです。例えば、妻が使っている財布がだいぶ古くなっているなと思ったら喜びそうな色や柄を探して、結婚記念日に贈ったことがありました。渡す時はサプライズを演出するより、素直に気持ちを伝えるようにしています。ギフトに添える一言は、自分がもらったらうれしいので、きちんと伝えるようにしています。
あれこれ考えて贈っても結局は“物”ではなく
“真心”が伝わるのが一番のギフトだと思っています。
趣味で尺八を吹いていまして、依頼があると週末にデイサービスや保育園などで尺八を演奏しています。ある日、介護病棟で演奏した時のことです。昭和40年代に流行った歌を演奏していたらお一人だけ泣きながら口ずさんでいる方がいらっしゃったので演奏後に声をかけてみたら、すごく思い入れがある楽曲だというお話をしていただきました。自身の尺八の演奏という贈り物で感動して喜んでもらえるのは何より嬉しかったですね。
～プロフィール紹介～
会社：しま共通地域通貨発行委員会
役職：事務局長
氏名：江口義信
趣味：邦楽演奏（尺八）、鑑賞
事業内容
長崎県内の複数の島（壱岐市、五島市、小値賀町、新上五島町、佐世保市宇久町）で
利用できる電子地域通貨「しまとく通貨」の発行、管理運営
Ｊ＆Ｊギフトへのメッセージ
2015年10月頃、Welcome ! STAMPを活用した電子地域通貨発行のご提案をいただきました。
以来、一緒になって作り上げていただいた電子地域通貨「しまとく通貨」は、
紙通貨の課題解決に加え、データ収集・活用等大きな収穫がありました。
全国の島が注目される取組ができるよう、
Welcome ! STAMPで日本中の島がつながればと思います。
